2015年12月13日日曜日

ふかし芋で昇級審査



◉ふかし芋
子どもたちがベランダの掃除を手伝ってくれたご褒美に「ふかし芋」に初チャレンジ。先日、取引先の方にいただいた家庭菜園育ちのサツマイモをトントンと切る。圧力鍋がないので知恵を拝借して鍋に茶碗を伏せて水を入れその茶碗の上に皿を置いて芋を並べて火にかけて竹串でツンツンところあいを見てさあできあがり。今日は夕方から元の初めての空手の昇級審査。芋パワーで力をつけて昇級審査に臨んでもらおう。バターがないのでマーガリンでいただきます。うん!これはうまい!!


3人で協力作業
おひとつどうぞ!













◉昇級審査(白帯の無級からオレンジ帯の10級へ)
幼年部の後に行なわれた元(小学5年生)の初めての昇級審査〔審査申込になんと1万円(新しい帯代金込)とはビックリした〕がいつもの道場で行なわれた。審査は級別に段階的に行なわれ、先ず白帯からオレンジ帯への昇級を受ける道場生が一般社会人を含めグループで同時に行なわれようとしている。













道場の中心に白帯の6人がサイの目に立ち並び、正面に陣取る先生と向かい合う。それを取り囲むように他の級の昇級審査を待つ多くの道場生と我々保護者がコの字型に座り込む。いつもより少し手狭な道場は12月の寒空の中、熱気に包まれ早くも窓ガラスが曇り始めた。先生と多くのギャラリーに取り囲まれ逃げ場の無い子どもたちの緊張は極度に達している。道場中央に立つ息子、元の右手は大きく波を打って震えている。曇った窓ガラスには結露した水滴が垂れ始めていた。













型の審査
審査は2部構成で先ず型の審査が行なわれる。呼ばれた白帯の道場生がノソノソと道場中央に集まってくる。みるとこ棒立ちの白帯たちはいきなり先生に「返事がない!」と活を入れてもらう。初めて昇級審査を受ける白帯たちは息を呑む。日頃のように身体が動くだろうか。精神力が試される審査でもある。


1,移動稽古
途中、先生のアドバイスを得ながら以下の移動稽古が行なわれる。時間にして5分間の張り詰めた時間がゆっくりと過ぎて行く。こうして子どもが成長していく姿を間近で見られるのは親として幸せである。

本日のメニュー(昇級審査は毎回この型とは限らない)
(1)〔下段(げだん)払いから〕正拳中段突き(せいけんちゅうだんつき) 2回
(2)前蹴上げ(まえけあげ) 2回
(3)内回し蹴り 1回
(4)外回し蹴り 1回

2,太極 I (たいきょく いち)
基本中の基本で初級者が最初に覚える型。下段払いと正拳中段追い突きの繰り返し。しかし、単純動作ゆえに初級者と上級者の違いが一目瞭然となる型だろう。中級車、上級者には相応の型があり初めて見る型に目が釘付けになる。


組手の審査
はじめての昇級審査の組み手の審査の動画
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茶帯(1級または2級)の中高生と見られる選手たちの昇級審査は凄みがあった。まったく初級者と動きが違う。このレベルになると中途半端な志の選手はのこっていない。1人と対戦が終わるとすぐに次の相手が出てくる。終わるとまた次、そのまた次、そして計5人の相手と連続して対戦する。こちらも座って見ているだけではいられなくなる。腰を伸ばして道場の壁掛け時計をふと見ると、スタートからすでに3時間が経過していた。