2015年11月29日日曜日

初試合

◉横浜チャレンジマッチ    〔場所:岩崎学園東戸塚校 体育館〕

兄弟そろって4月に空手をスタートしてお互い初めての試合。
初級が中心の交流試合は兄はじめが通った保育園の体育館で行なわれた。


試合前々日の金曜日
空手練習日は幼児いずみの送り迎え。
夕飯は鯖の塩焼きと玉子丼にきんぴらごぼう。
その後は映画「燃えよドラゴン」で試合に向けてやる気モードに。



試合前日の土曜日
午前中は息子たちとマンション敷地内の清掃ボランティア。
午後はYMCAの体操(はじめ)とスイミング(いずみ)の付き添い。
帰り道に空手道場へ。16時から幼年部のいずみ。17時半から少年部のはじめ。
延べ2時間半、道場内で見学。
夕飯はBBQでパワーをプレゼント。
その後は息子たちのアンコールで映画「燃えよドラゴン」を再放映。
ヌンチャクシーンをピックアップして息子たちのやる気もピークに。


試合当日の日曜日
午前中は隣の上品濃公園で軽くジョギング。
早めの昼食は力がつく米がほしい。
昨晩の残りBBQの野菜を中心とした特製チャーハンで親の務めを全うした。


初試合を前に緊張するも笑顔を見せる兄はじめ


動画
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初試合を前に「絶対勝ってやる」と意気込む泉

動画
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2015年11月23日月曜日

ちびっ子健康マラソン大会

◉神奈川県平塚市   天候:曇り   気温13℃


●朝7時半に現地で受付を済ませスタンドで開会を待つ



国旗掲揚と国歌斉唱。

平塚競技場の開会式で国歌斉唱のアナウンスがあった。
振り返ると君が代を人気ソングのように楽しく大きな声で歌う子どもたちがいた。
我々が子どもの頃は君が代を楽しく歌うことなどありえなかった。

私が小学生時代を過ごしたのは昭和50年代。今回、長男はじめ(小5)が参加したこのような誰もがスポーツを楽しめる大会は皆無であり、人生を楽むことができる各種イベントが開催されるようになったのは、少なくともわたしが大学生になった平成の世になってからだ。

平成の天皇陛下も今ではすっかりご高齢となり、平成の文字が使われるのも時間の問題だ。平成10年に法律によって正式に「国歌」となった「君が代」はさまざまな場面で以前にも増して多用または強制されるようになってきた。

サッカーのワールドカップが良い例で全ての試合が国際試合なので予選でも必ず試合前にそれぞれのチームが交代で国歌斉唱を行なう。選手、競技場内の観客そしてメディアを通して祖国で応援する国民が一体となる貴重な瞬間だ。時に政治家までコメントを発表する熱の入れようで、平和な時代ゆえに言えることだがサッカーのワールドカップは第三次世界大戦さながらである。


●1999年に法律によって正式に日本の国歌となった「君が代」



SB食品と神奈川県を中心に店舗を持つスーパーマーケットのフジ、コンビニのスリーエフが主催する今回の「ちびっこ健康マラソン大会」は年一度の開催で今年は数えること第29回大会。開催地は全国規模で行われ日程をずらしながら行われている。


神奈川県大会の参加競技者は県内の小学1年生から6年生まで総勢3,000人を超える。参加人数ではなんと全国一の規模だ。陸上愛好家のもとに生まれ育っている言わば全国トップレベルのタイム、順位を意識付けられた子どもたちがレースを牽引し、完走を目標とした健康な身体づくり、精神力を鍛えることに重点をおく集団が後に続くレース展開が予想される。


競技場内のアナウンスが国旗掲揚と国歌斉唱を行うことを告げると、わたしは内心、そこまでやらなくてもいいだろうと少し大げさにも感じたが、すぐにこれが日本人としての自尊心を高めるひとつの方法であることに気がついた。わたしの体内にある時代時計が勢いよく、くるくる時計回りに回り始め、時代遅れな46歳は今現在の2015年11月の時間に追いつき、近未来の時代感覚を創り出す。うむむ。。。これは大賛成だ。


場所は冷たい風が冬の到来を告げる11月下旬の湘南ベルマーレが本拠地としている平塚総合公園内の平塚競技場。おそらくJリーグの試合前にもこのようなセレモニーが行われているのか知らないが、時代はゆっくりと移っていることを痛感した瞬間だ。


●国旗が掲げられた Shonan BMW スタジアム で聖火も点灯



競技は小学1年生から6年生まで順番に学年別に行われる。先ず男子がスタートして数分後に女子がスタートする仕組みだ。競技場内のトラックを1周して競技場を出て公園内の舗装路を走り競技場に戻り再びトラックを1周走りきりゴールを迎える。小1・2年は1,500m。小3・4年は2,000m。小5・6年は3,000mを走る。2,000m以上のコースにはなんと驚くことに給水ポイントまであるフルマラソン顔負けの大会だ。これも時代か。。。


子どもたちの中には同じサッカーチームに所属していると見られるグループの参加者が目に付く。そのグループの父兄は一団をなし観覧席に陣取り大きな声援を送る。同色のカラフルなユニホームをまとった子どもたちはかなり目立つが、この大会のルールのひとつにSB食品のマーク付の支給されたゼッケンを指定のホワイトカラーのTシャツの上に着用しなければならないため、同じような背丈の子どもたちの大集団から「どの子が我が子か」遠く離れた観覧席から見きわめるのは至難の業である。これでは何処にビデオカメラを向ければよいかまったく見当がつかない。


そこで感心した事にグループで参加した競技者(子ども)たちは皆、指定のホワイトカラーのTシャツの半袖の下からカラフルな原色の長袖が顔を出す。さらに足元のハイソックスも艶やかで、これで遠く離れた観覧席からでも子どもたちの見分けがつく。これはいいアイデアだ。そのチームを応援する父兄観覧者一団は競技場に戻ってくる同色の長袖、ハイソックスを見つける度に一斉に大きな歓声をあげる。その歓声に奮い立たされたように、これから走る我が子の応援にも徐々に熱が入ってきた。



●SB食品といえば瀬古利彦。後方は旭化成の双子ランナー宗兄弟のどっちだ。。



場内を仕切るアナウンスは声の通るウグイス嬢とSB食品陸上部の半袖短パンの青年の歯切れのよい競技説明が心地よい。SB食品といえば「ゴールデンカレー」と「瀬古利彦」である。子ども時分、宗兄弟との見事なレースはしっかりと記憶に残っている。スタンド内ではフジ・スパーとスリーエフの社員と思われる人によるバナナ等の移動販売をはじめコンコースでの暖かい飲み物や軽食、ひざ掛けまで販売されている充実振りに弁当、水筒持参の者はすっかり驚かされた。


●競技場内に入るゲート集合場所はすでに競技者で溢れていた

「小学校の運動会と規模が違う。周りは見知らぬ相手。緊張するそうだ。」


学5年生男子の部の参加競技者はアナウンスによると300人超えている。スタート時の転倒事故だけは気をつけるように告げて競技場内に息子はじめを送り出す。正直、わたしも少しドキドキしてきた。冬の到来を告げる肌寒い勤労感謝の日。午後からの雨天予報も気になる父親三昧の一日だ。


昨年、湘南国際マラソンのファミリーラン親子の部(子どもは小学4年生までが参加条件)の申込日時にインターネット申し込みを試みたが、混雑でネットがまったくつながらず参加できなかった悔しい思いを乗り越えて参加した今回の3,000m走。勿論、私は走ることができなかったが、是非近い将来に10kマラソンレベルの走りに参加したくなるほどの今回の子どもたちのパフォーマンスに感謝の一日だ。



●来年も絶対参加するとやる気十分の息子はじめの記録



朝4時半に起床。朝食と昼食の弁当をつくり5時半に子どもたちを起こして6時半に出発。7時半に平塚に到着して駐車場探しに奮闘。駐車場は専用臨時駐車場が受付開始時の7時半には既にどこも満車。一目散に公園内の駐車場に車を止める。あと15分遅かったら公園内の駐車場に駐車するのも困難であっただろう。


開会の9時までに少し時間をもてあそぶも、競技が始まればあっという間に5年生の時間がやってきた。スタンドの観覧席最前列に陣取るも、トラックを走る集団の中から自分の子どもが見分けられない。是非来年は目に付きやすい工夫が必要だ。来年に小学1年生になる次男いずみと小学6年生になる長男はじめのW参加が楽しみだ。




●おみやげにSB食品のゴールデンカレー中辛をいただいた 



●競技後のスタンド内で兄がつくったトンネルを走り抜ける末娘まこと





2015年11月8日日曜日

はまぎんこども宇宙科学館

◉横浜市磯子区

雨の日曜日。横浜洋光台にある宇宙科学館に行ってみる。午前11時過ぎ、専用の駐車場は満車で数台が入口付近に並んでいるところにわたしたちの車が後につく。順番に係員からチラシを渡され次々にその場を立ち去るワンボックスのファミリーカー。そのチラシには近隣の民間コインパーキングの場所が記されている。

子どもと過ごす休日も時間との闘いだ。係員の案内に号令がかかったように子連れのキャプテンである父親は一目散にコインパーキングへと車を走らせる。駐車場が満車で空くのを待っているのんびり屋さんは今の時代には極めて少数派だ。腕時計を見ると今の時間は午前11時過ぎ。宇宙科学館開場の午前9時半からまだ1時間半しか経過していない。この時間に駐車場に戻ってくる家族はいないと考えるのが妥当だろう。

しかし、わたしは駐車場が空くのを待つことに決めた。小学5年生の元からは大クレーム。それに続き泉、真琴からも非難が容赦なくキャプテンのわたしに向けられる。わたしはそんなことはお構いなしに車の窓を開けて駐車場に止まっている車の台数を数える。駐車台数は約50台。50分の0はあり得ない。少なくとも30分も待てば1組の家族が必ずここに戻ってくる。ここを訪れている人たちのほとんどが若者夫婦とその子連れ。最も時間に追われている現代人だ。

10分ほど経過すると係員が窓越しにやってきて何かわたしに告げに来た。その背後に駐車場に止めてあるワンボックスカーに乗り込む父親と思われる男性の姿。係員の言葉を聞く前に、車中は潮目が変わったように子どもたちからは歓喜の声がかかる。

よく子どもたちは我慢ができないという。特に現代の都市で育つ子どもは待つことができない。我慢しないでも他に選択肢が用意されている便利な現代社会。子どもに我慢させない親にその責任がある。子どもたちの前で我慢しない親を見て成長していく子どもたちは我慢を知らない。知らない、やったことがないことはできない。当たり前の話である。



●6才児の食いしん坊には全く量が足らない“はまぎんのお子様カレー”



●兄貴のカレーと量の違いでヘソを曲げる弟いずみ 今日は“我慢”の日だ