旧道と新道の分岐点にある「草津温泉」は建て替え後まだ5年程度の建物で、専用駐車場も2〜3か所に点在しているだろうか10台以上はかるく確保できるだろう。規模は小ぶりなスーパー銭湯といった位置付けだが料金は銭湯料金の400円。道路から丸見えの受付の元美女に料金を支払えばもう草津の湯はすぐそこだ。新しい建物は実用主義の鉄骨ALC平屋建て、決して広くない脱衣場には10人弱のお客さんが所狭しと用をしている。浴場内にも10人以上のお客さんが湯を楽しんでいる。
浴槽は洗い場中央に少し広めの湯船を筆頭にあつ湯、水風呂そして小さいながらも露天風呂もあり十分な装備だ。しかも4つの浴槽全てにほのかに香る黄色い湯がふんだんに注がれ溢れ出ていく。源泉かけ流しの文字が踊る。これは素晴らしい。湯温は浴槽ごとに異なりぬる湯からあつ湯までを網羅し、泉質もわずかにヌルヌルと肌がスベスベしてくる。これは気持ちが良い。
さて浴槽をはしごしているうちに気がついたのだが、お客さんが終始無言なのだ。形態は大して変わらない先週訪れた「喜久乃湯温泉」では地元のオヤジ達が元気よく挨拶・会話をしていたのに比べ「草津温泉」では皆知らない者同士か。北と南は下町と山の手か。甲斐甲府探索はまだ始まったばかりである。
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