2015年2月10日火曜日

北海道共和国

■札幌雪祭り
札幌は日本語を公用語とする異国である。「札幌雪まつり」の開催中に初めて訪れた札幌北海道は通貨、言語こそ日本そのものだがこの短期間の滞在中、常にインターナショナルな異国の雰囲気を与えてくれる。テレビ塔下のアイススケートリンク。歩くスキー体験コーナーでは係員に質問したら久し振りに日本語で話しかけられたのでビックリしたか、わたしの容姿が日本語で話しかけたので仰天したのか定かではないが、異国人率100%である。少し大げさな話だがわたし個人的な日本のイメージは年を重ねるにつれ、いくつかの国と地域に分割されはじめている。

⚫︎翌翌日の気温上昇と雨天により解体を余儀なくされた大通会場の「雪のスターウォーズ」




■日本連合国
経済の中心東京を拠点とする東京国家 (多くの自治区を抱えている)
自治拡大を図り大阪都を構想している関西(大阪・京都・神戸)州
③琉球王国(未訪問) 
④札幌を中心とした北海道共和国の誕生(今回初めて北海道を訪問)
〔実は勇み足で20代後半に函館大沼スキー場滞在済〕



■滝野すずらん丘陵公園
5才の次男坊を連れ、地下鉄と公営バスを乗り継ぎ札幌中心部から1時間程度の国営の小規模な子どもむけのスキー場に向かう。公営バスは1時間に1本で決して便利とはいえない。スキー場へのアクセスはスキーの特徴のである荷物が多い理由で必然的にマイカーが主流だろう。そんなことを考えながら地下鉄の終点で下車。公営バスに乗り継ぐバス停に向かうと予想を反して子ども連れの親子の行列が目にとまる。きっと北海道の人は東京国家の人に比べて堅実なのであろう。見習わなければならないな。と思っていると、どうも様子がおかしい。自分がまるで異国にいるようでその行列はアジア圏の人々、中でも中国人がバス全体の乗客の7割を占める。彼らが札幌の住人か観光客かはもはや問題にならない。東京国家ではバスを異国人が占用することはあり得ない話だ。インターナショナル都市、札幌はまさに異国。札幌共和国の誕生である。(後日のSL冬の湿原号により北海道共和国に改称)

⚫︎思いのほかまったくこわがることなくスキーを楽しんでいた次男坊には是非武道をさせてあげたい


■SL冬の湿原号
釧路から塘路まで釧路湿原を走破するSL冬の臨時列車に乗車した。切符を購入した10日程前に座席の大半は団体に占領されていることは知っていた。第二の人生を送っている年配の方の団体旅行であることは疑う余地もないだろう。しかし時代は2010年代もすでに後半。釧路駅3番線のプラットホームはSLを撮影するカメラマンでごった返していた。どうも様子がおかしい。交代でSLを撮影する阿吽のタイミングが合わない。所謂撮り鉄の譲り合うリズムとも違う。年配者の動きにしては早すぎるし、SLと写真におさまるモデル同士が頻繁にぶつかり合う。。。
客車内にはストーブも設置されており乗務員が多い臨時列車内のデッキで乗務員同士の会話を耳にした。苦笑いしながら。。。「お前、中国語が上達したな」


⚫︎異国人に占領されたSL号の客車。我々も北海道ではもはや異国人だ。



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