2015年2月2日月曜日

つつじがさき館跡(甲斐)


⚫︎初めて出張先で迎える朝のホテルからの景色は富士が見える

月曜日の朝10時頃の冬晴れの武田神社には思ったより多くの訪問者があとを絶たない。さすが甲斐山梨の戦国武将が神としてまつられているだけはある。武田神社というよりはつつじがさき館跡と聞いた方がより歴史を感じ、武田家の歴史が脳裏をかすめおもわずベンチに腰掛け時を忘れる。

JR甲府駅から北へ一直線の参道は2キロぐらいあっただろうか。緩やかな上り坂がひたすら続く。四十後半にさしかかった足腰はビジネスホテルのレンタサイクル(ママチャリ)もあり途中休憩を必要としていたが踏ん張りなんとか鳥居までたどり着いた。長男坊と昨年富士山麓へ雨天の中、道に迷いながらも自転車で登りきった事を思い出す。

⚫︎武田神社から南へ一直線にのびる参道途中には山梨大学がある

甲府盆地は北に遠く秩父山地まで山が連なり、西は南アルプスがそびえ一番雪が濃く見える北岳が堂々とそびえ立つ。路がつながるのは北西へ信州への路と南へ駿河への路。当たり前のことだが信玄が戦った相手の理由がわかった。隣近所と仲が悪いのは今に始まった事ではないということか。子供時分から気になっていた鉄道の中央本線がなぜ塩尻まで北上し再び南下してしていく理由がいまはじめてはっきりと解き明かされたような気がする。

⚫︎西には近い将来の夢、南アルプスが堂々とそびえ立つ。

今朝の新聞一面記事はゴトウケンジさんが中東の過激派集団に殺害された事を報じている。武田神社の本殿で冥福をお祈りした。過激派集団はたまたまイスラム圏に属しているだけでイスラム教が危険な宗教でないことは万人が心得ていることだ。日本は幸せなことに島国であるため、隣近所が海を隔てある単一民族国家であるためほとんど内戦というものがあり得ない。もう十年も前になるだろうか、日本一億二千万人総中流階級ともてはやされた。今たまたま本殿前でシルバーマダムのサークルだろうか。20人程度で君が代を合唱している。君が代は国歌。国歌に非ず。。。適度な距離がありグローバル社会の現代、経済問題を除いた近隣諸国との争いは日本の過去の過ちの償いと海洋に浮かぶ小さな島の領土問題程度に過ぎない。ある意味とても幸せなことの証してあると思う。そして今のわたしである。週末しっかり働き、1月は年末年始の休暇以来休みがないといっても、月曜日の朝から一人のんびり出張先で観光地めぐりとは誰に聞いてもとても幸せなことである。

⚫︎うっすら雪化粧の本殿屋根は入母屋造り

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