2015年2月2日月曜日

トータス温泉⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

山梨県甲府市中小河原町〔炭酸水素塩泉〕

JR身延線の甲斐住吉駅近くの国道20号線と精進湖に至る国道358号線との交差点そば。貸自転車のサイクリングも甲府駅から少しずつ距離を稼ぎ、直線で約4キロの距離まできた。この辺りに温泉が、、、と辺りを見渡しているとトータスマンションとの看板を発見。まさかトータスとは地名ではあるまい。すぐさまマンション裏手の北側に自転車で向かうとありましたありました。ちょうどトータスマンションの建物の影の部分にひっそりと建つトータス温泉。見つけました。
⚫︎トータスマンションの裏の日陰にひっそりと建つ“トータス温泉”

受付で昨日も来たお客さんが“今日はゆっくりするよ”と昨日の日曜日の混雑ぶりに受付の昭和の婦人に音をあげていた。トータス温泉の休日は混雑するようだ。これは期待が膨らむ。

湯は薄い茶褐色で鉄錆臭+石油臭+硫黄臭の仲良しトリオだが全体的に濃度が低いマイルドな味わいだ。しかし加えて海に近い地域でよく出逢う塩味が見事にブレンドされていて重厚感があり、まことに素晴らしい湯だ。露天ではその湯の素晴らしさを万民にアピールするための大きな掲示板が大学教授のメッセージといった形で説得力のある地層の断面概略図付きで書かれている。しかし表現が少し誇張されすぎで個人的には良い意味でのB級感が歪めない。


月曜日の午後だが常時5〜6人は入れ替わり客が絶えない。内湯のタイルには上等な温泉の証である茶褐色の湯の成分が薄っすらと付着している。やはり毎日のように温泉に入れば身体も茶褐色に変化していくだろうか。。。湯温は露天を含め“あつ・ふつう・ぬる”に対応した3つの湯舟で満足することができる。なぜ“トータス”という名かは聞くことができなかったが親族経営であることは間違いないであろう。こんな家庭的な温泉銭湯がいつまでもあり続けられることが未来の良い日本の姿のひとつだとつくづく思う。
⚫︎地層の断面概略図を露天風呂に浸かりながら眺め、もの思いにふけると40分が経過していた


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